〜 ハチミツは天使からの贈物 〜

              大自然の美を一身に集めた花、そして大自然の叡智のシンボルともいえる蜜蜂〜

ハチミツの夢のような香りと舌もとろけるような甘さは、この二つの天使たちによって生まれてきました。最も古くて、しかも最も新しい栄養源です。今から一万年以上も前のスペインの岸壁彫刻にすでにハチミツ採取の様子が描かれていて、古代中国ではハチミツは「不老長寿の霊薬」として神聖視されています。また、「蜜月」と訳されているハネームーンという言葉は、古代ゲルマン民族の風習として、新婚夫婦が結婚後1ヶ月間はハチミツで造った酒を飲んだところから来ています。人類最古の栄養源であったハチミツは、さらに最近では科学者たちの研究によってその驚異的な栄養価がハッキリ確かめられ、最も新しい理想的な栄養源としてクローズアップされて来ました。現在、自然食品・健康食品が脚光を浴びるようになって、特に見直されてきました。ハチミツは蜜蜂が花の蜜を集め、体内で転化酵素を加えて分解し、巣に貯えたものです。その本当の自然からの恵みについて勉強してみましょう。

蜜蜂からの生産物 ハチミツの種類 ハチミツの栄養成分 ハチミツの利用 ハチミツの結晶
ハチミツの主な特徴 ハチミツ色と味 ローヤルゼリー プロポリス 花  粉


蜜蜂からの生産物
ミツバチは1つの巣を一つの世界として営んでいます。そこには一匹の女王蜂、数万匹の働き蜂、数千匹のオス蜂達がいて、それぞれ自分の役割分担が決まっており、立派な社会生活を営んでいます。働き蜂は本来メス蜂ですが、生殖器管が段々と退化して行き中性化します。役目はもっぱら蜜集め役で、花の蜜を一杯吸って巣に持ち帰るのが役目です。一方巣の中での仕事は、持ち帰られた花蜜を口移しで受け取って巣に貯えたり、乳液を分泌して幼蜂を育児したり、巣の中の掃除をしたりしています。蜜は花から運ばれる時や口移しで貯えられていく過程で、ミツバチの体内に取り込まれるが、その主成分となる果糖は、ミツバチの消化酵素によって転化されて蜜が生成されます。そしてミツバチの羽ばたきによって花の蜜の水分が蒸発し、濃縮されて保存性のあるものになります。ハチミツ以外にも、ロイヤルゼリーやプロポリスや花粉、蜜蝋なども、ミツバチが造り上げてくれます。

女王蜂 円内が女王蜂



ハチミツの種類

種  類 特  徴 生 産 国
アカシア 上品な香り、淡泊な舌ざわり、結晶しにくい  中国、ハンガリー、ルーマニア、日本
レンゲ 淡い香り、まろやかな舌ざわり 中国、日本
コローバー 味にくせがなく、香りも良い カナダ、ニュージランド、アルゼンチン
ナタネ 濃厚な味、香りは強くないが結晶しやすい 中国、カナダ、日本
オレンジ 酸味をおびたオレンジの香り スペイン、メキシコ、日本、フロリダ
リンデン 味、香りも強い、色はやや濃い 中国、日本
ユーカリ 味、香りも強い、色も濃い オーストラリア
そば 味、香りが強い、色も黒い 中国、日本
百花蜂密 種々雑多の花の混合で味、香り色共まちまち 中国、ハンガリー、ルーマニア、日本
脱臭脱色蜂蜜 そば、* A、LAの蜂蜜を無臭・無色に加工。 日本

栄養食品としては、国別の違いはほとんどなく、花別には褐色度の強いものほど灰分やミネラルが多いと言えます。近年では中国から輸入が激増していますが、大半は百花蜂蜜が多く輸入されているが、アカシア、レンゲなどの上級密の輸入量は中国蜂蜜全体の25%位と推定される。百花蜂密(ポリフラワー)とは、多種類の野生植物から採取した蜜の総称で、中国では蜜の色調でホワイト、ELA(エキストラライトアムバー)、LA(ライトアムバー)、A(アムバー)と色調区分で呼び、日本では百花蜂、ハンガリー、ルーマニア等ではポリフラワーと呼んでいる。




ハチミツの栄養成分

ハチミツは色々な成分を含んではいますが、全体の3/4は果糖とブドウ糖です。両者の割合は、果糖が少し多い位で、はぼ半々です。それ以外に麦芽糖、オリゴ糖も少々含まれていて、後は水分2割位。脂溶性ビタミンを除くビタミン、ミネラル、酵素、有機酸糖が微量含まれています。

                                                (ハチミツ100g中の含有量)
種  類 効  能 諸 症 状 含有量
B1 炭水化物の代謝 脚気、糖尿病 5.5γ
B2 発育促進、肝臓機能強化、整肌 栄養傷害、口内炎、肝臓障害 61γ
B6 皮膚の健康維持 皮膚炎、湿疹、ひび 299γ
葉酸 造血、成長促進 悪性貧血
ニコチン酸
(ナイアシン)
皮膚の健康、造血、消化促進 皮膚炎(ペラグラ) 0.1r
パントテン酸 成長促進、老化防止 老人病 115γ
ピオチン 発育促進(特に中年以降) 栄養障害 0.066γ
造血、抵抗力補強、老化防止 壊血病、貧血 2.4r
止血、解毒、利尿 止血作用喪失 25γ
コリン 発育促進 発育不全 1.5r

                                             ハチミツに含まれるミネラル(r/1s)
種  類 効  能 含有量
カルシュウム 骨と歯を作る。活力と長寿に関係 49
ヘモグロビン形成 2.4
ヘモグロビン形成の際、鉄と協力作用 0.29
マンガン 生殖と成長の正常化 0.30
リン 骨と歯を作る。細胞の増殖 35
硫黄 髪や毛の発育。必須アミノ酸の成分 58
カリウム 心臓、筋肉機能の調整 205
塩素 胃液中の塩酸分泌に不可欠 52
ナトリウム 心臓、筋肉の調整 76
珪素 皮膚に弾力性をもたせる 8.9
マグネシュウム 神経興奮の制御。炭水化物の代謝 19
珪酸 皮膚に弾力性をもたせる 22




ハチミツの利用

使い方色々、あなたも一工夫しては如何でしょうか!
パン類 トースト・ホットケーキ・パンケーキ・ロールパン・フランスパン等
飲料 りんご酢・牛乳・コーヒー・紅茶・ウイスキー・焼酎
果物・ジュース レモンジュース・ホットレモン・野菜ジュース・果物ジュース・フルーツ
乳製品 プレーンヨーグルト・カマンペールチーズ・ブルーチーズ
果実酒・果実漬 梅酒・カリン漬・アロエ漬・その他薬草類
料理 すき焼き・煮魚・照り焼き・味噌和え・酢豚・煮豆・カレー・その他隠し味
美容 ハチミツパック・ハチミツダイエット



ハチミツの結晶

ハチミツの3/4をしめる果糖とブドウ糖の内、果糖は結晶しにくく、ブドウ糖が間に蜜の状態で入り込んでいるので、果糖を含めて全て結晶しているように見えるのです。しかし花の種類によって速い遅いの差があります。ナタネ、ウド、ソバ等は速く、レンゲ、オレンジ、ミカン、クローバ等がこれに次ぎ、遅い方ではアカシアが代表格です。このような花の種類によって性質が異なる上に、保存状態、気温、水分等の影響もあり、中にはカビのような形に見えるものもありますが、ハチミツはカビません。いずれにしろ結晶はするものですが、品質には関係ありません。その結晶を直火で溶かすと焦げたり、熱に弱い成分が破壊されるおそれがありますので、容器ごと湯煎で除々に加温し60℃以上にならないように注意して下さい。



ハチミツ色と味

蜂蜜の色は、蜂が蜜を採ってくる花の種類によって全て違っています。又々花のものでも、その周囲に咲く花の蜜が混ざるとか、巣房中の時間の関係で一定しません。大別すると、淡黄色のものでは、アカシア、レンゲ、クローバー、ナタネ、ミカン、トチ。黄色のものでは、リンデン(シナ)、ハギ、カキ。暗褐色のものは、ソバ、クリ等です。味や匂いは、淡い色のものほど淡白で、褐色度の強さに比例して灰分やミネラル類が多くなり、特有の香味が強くなってきます。色は長期間保存したり、陽の当たる場所においたり、加熱によって褐色度が増しますが、別に害はありません。



ハチミツの主な特徴

  1. 花粉が含まれているため、栄養があり消化吸収も早く保存がきく。
  2. 砂糖と同じ甘さで、カロリーは100g当たり54Kcal低い。
  3. 現在市販されているはちみつは、100%純粋なものばかりです。
  4. 花の種類によって、味、香り、色、性質は千差万別。
  5. 花畑で自然に蜂によってブレンドされたり、人工的にブレンドしたり、ミックスされたのがはちみつの特徴。
  6. 広い花畑での、定置式養蜂の国外産の輸入蜂蜜だから、安く出来る。



ローヤルゼリー

生成の過程や成分から、はちみつとは全く異質のものです。極めて若いメスバチ(14〜20歳前後の女性に相当)が花粉や花蜜・はちみつを食べて唾液腺で生合成を行い、顎の外分泌腺から出す酸味のある乳白色クリーム状の物質がローヤルゼリーです。ローヤルゼリーは女王蜂の生涯にわたる唯一無二の食物なのです。しかも女王蜂はローヤルゼリーを食べることによって自分の体重と同じ重さの卵(約1500〜2000個)を毎日産み続けることができます。これは大変驚異的現象で注目されるところであり、まさに完全な栄養食品と言えます。
自然のローヤルゼリー中には女王蜂にとってはもちろん私たちの体に絶対に必要な必須アミノ酸をはじめ各種のビタミン類やミネラルなどがバランスよく、しかも豊富に含まれています。なかでも10ヒドロオキシデセン酸はローヤルゼリーのみに存在しローヤルゼリー酸とも呼ばれその品質判定の決め手とされています。また、アセチルコリンやパントテン酸が他の食品に比べて大変多く含まれていることもローヤルゼリーの大きな特性です。ローヤルゼリーは、あくまでも私たちの健康維持のために栄養補助食品として利用されるものです。市販されている商品は多種・多様ですが、大別すると生ローヤルゼリーと加工調整ローヤルゼリー(凍結乾燥品を含む)の二つです。なかにはプロポリスや花粉を混合した食品も開発され好評のようです。
飲み方の基準ははっきりとしているわけではありません。従って基本的には各個人が経験に基づき決めることですが、一つの目安として生ローヤルゼリーの場合で一日量を示すと、健康の保持の場合1〜2g程度と考えられます。



プロポリス

ミツバチが植物樹脂などを集めて自分たちの巣を護り、清潔に保つために使っているものです。
多種類のフラノボイドという植物色素物質が主な成分として含まれていますが、ミツバチはこれらの物質の持つ生理活性を利用しているのだと考えられています。養蜂家はこれを集めてアルコールや水性の溶液を作り、健康食品として市販しています。




花  粉

ミツバチは訪花して蜜を吸っている間に、体表に無数に生えている毛に花粉を自然に付着させそれを掻き集めて空中を飛びながら花粉ダンゴを巣の入口で集めて商品化したものが、いわゆる「花粉」と言われるものです。
花粉はミツバチにとっては栄養源のすべてと言えるものであり、その主要な成分はローヤルゼリーに移行します。花粉には驚くほどさまざまな栄養素が含まれています。蛋白質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなど。これら成分の宝庫と言えましょう。花粉は本来、動物の精子に相当する生殖細胞そのものですので、古来、健康食品としていろいろな期待がもたれたこともうなずけます。食品としては、花粉をそのまま利用する場合と花粉粒を粉砕したもの、あるいは花粉エキスにしたもんが市販されています。



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